Ⅰ.FireflyIIのGodox AD360II取付けアダプターの製作
クリップオン・ストロボ用に購入したAurora FireflyII(FBO2 65cm)だが、クリップオンはその後に購入したRoundFlash Dishでの使用がメインとなり休眠状態。
一方Godox AD360IIにはモディファーヤーとしてGodoxのAD-S7やその他のモディファイヤーを使っているがAD-S7は携帯性は良いのだが約45cmと小型で光質もやや硬め。
そこで一回り大きいFireflyII(65cm)を直接取り付けられるように改造し有効活用を試みる。
尚、オリジナルのクリップオン用の金具(写真pic-4)と付属のブラケットを使用してAD360IIを取付け可能だが隙間から後方に光がダダ漏れし、ブラケットも安定性が悪いしセッティングに時間がかかる。
又、AD360IIにFireflyIIを直接取付けるとネック部の耐荷重が心配だがSMDVの同程度のモディファイヤーでAD360IIアタッチメント仕様があるので大丈夫と判断。
この取付け金具を購入しても良さそうだが外径寸法が不明なのとAD-S17をAmazon出品者(中国)から購入しバラして使用したほうが安い。
手順は次の通りで、
①Godox AD-S17(Wide Angle Diffuser、写真pic-1、2、3)を購入し、取付け金具を外す(3本の固定ビスを外す)
②Aurora FireflyIIから元の取付け金具を外す(布地をめくって4本の固定ビスを外す、黒いスペーサーはそのままとし紛失注意、写真pic-4)
③外したAD-S17の外径をヤスリ等で削りFireflyII金具と同じ外径寸法にする(直径約116.2mmから約113.5mmにする、現品を確認しながら黒色のケガキ線まで削り落とす、薄いアルミ製なので作業は楽だが削り過ぎに注意、写真pic-5)
④加工したAD-S17をFireflyIIに取付ける(写真pic-6、7)
尚、発光管先端とFireflyII中央部との間は5mm程度の隙間があり接触していない。
pic-1
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Ⅱ.Godox AD360IIの謎解決その1・・・近距離で使用時の設定
送信機X1を使用した場合に近距離だとトリガーしない場合があるが、これはTESTボタンを押しながらPower OnしSTATUSランプが点滅したら近距離用(0-30m)に設定すれば解決。
尚、Power Offで通常モードに戻る。
AD360II-NはV2.5、TT685NはV2.8、X1T-NはV19にupdateしてあります(2017/1/25追記)。
(Godox Q&Aより引用)
Q: Why X1 can not trigger in near distance
A: Please upgrade the newly version(X1C V15,X1N V16,X1S V13), long press the TEST button and turn on the power simultaneously until STATUS blink for 2 seconds,0-30m remote control can be selected.
(引用終わり)
Ⅲ.Godox AD360IIの謎解決その2・・・新旧の発光管(キセノン・チューブ)による色温度の違い
このサイトの情報によると新旧の発光管があり色温度が違うとのこと。
これを見ると、
旧タイプ(H1544)で6236~6651K(平均 約6440K)
新タイプ(H1612)で5947~6167K(平均 約6040K)
となり旧タイプの方が色温度が400K程度高いので新旧混用は避けた方が無難なようです。
メーカ取説記載の仕様値5600+/-200Kに比較して高めです。
白色のディフューザを入れると数100Kは落ちると思われ、実使用上は旧で6000K、新で5600K程度でしょう。
そこで一台目に購入した付属品と同時購入した予備の発光管、二台目に購入時の付属品の3本を見比べてみた(写真pic-8)。
左からの1本目が二台目に購入時の付属品、中央と右が一台目の付属品と予備品
左の1本がH1612で、中央と右の2本がH1544と赤色ロゴマーク付でした(写真pic-9)。
結局、2本のH1544を使用し、1本のH1612を予備品にしました。
メーカ都合による仕様変更は仕方ないにしても、色温度が違うのは困ったもんです。
話は飛んで、GodoxからAD200というストロボが発表されました。
AD360IIと同様にベアバルブも送信機X1も使えて良さげですね~、実売価格次第ではポチりそう!
pic-8
pic-9
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