Godox AD360II-NとX1N(Transmitter)を実戦投入し使い勝手の良さに満足。
しかし1灯だとリムライトを入れたりだとか出来ず、もう1灯欲しいところだがポータブルとは云っても2灯だとモディファイヤーまで含めるとそれなりに嵩張るし重い。
そこでサブ用にとGodox TT685-Nをポチりました。
X1N(Receiver)をポチって眠っているNikon SB800を乗せてもいいけど、親亀小亀状態ではカッコ良くないし・・・となんだかんだと理由を付けて機材沼にズルズルと嵌る(笑)
Pic. 1-1
1. 仕様は次の通りで、操作方法はAD360IIと似ています
Pic. 1-2 (仕様、取扱説明書より引用)
Pic. 1-3 (仕様の続き、取扱説明書より引用)
2. ノーマルシンクロとハイスピードシンクロの発光回数制限
Pic. 1-4
3. LCD表示
AD360と同じようにSlaveモード時はバックライトが赤くなる。
Firmwareは最新のV2.7。
Pic. 1-5
4. Yongnuo YN560-IIIと比較
4-1. 外形寸法
ハイスピードシンクロには未対応ながらワイヤレスで便利に使っているYN560-IIIと比較してみました。
TT685-Nの寸法(mm、カタログ値)は64(W)x76(H)x190(D)で、YN560-IIIの寸法は60(W)x78(H)x190(D)と殆ど同じですが、並べて見るとTT685-Nの方が若干長い、寸法の基準点が違うのか?
Pic. 1-6 (左:YN560-III、右:TT685-N)
4-2. リサイクルタイム
同じ規格のNi-MHバッテリを使ってフル発光時のリサイクルタイムを比較しました。
バッテリをフル充電した直後で使用する前は若干高めで電圧は1.45V、10回程度発光すると1.3V以下に下がります。
バッテリーはeneloopではなくenelongの容量2100mAhと云う思わず笑ってしまうブランドの製品。
安価で中身はいたってまともなので40本以上を4本組で番号管理しながらヘビロテ。
各々Ni-MH単三4本セットで同じような状態のバッテリを使用して比較。
Pic. 1-7
仕様値はYN560-IIIが3秒(アルカリ)、TT685-N(パナのNi-MH)が2.6秒となっていますが
結果、私の所有する個体でNi-MHの場合はYN560-IIIが若干速いです。
尚、バッテリー4本をセットで相互に入替えても結果は同じなのでバッテリの違いは無視できる。
Mov. 1-1 (左:YN560-III、右:TT685-N、YouTubeにアップした動画、時間約30秒)
5. その他
5-1. 広角パネル使用時の不具合
知り合いのカメラマンが所有するTT685-Nは広角パネル使用時に数回発光すると発光しなくなる現象が発生します。
先日お会いした時に再現していただき不具合を確認しましたが、私が購入した個体では、オンカメラ、オフカメラ、TTL、マニュアル各々の状態でFULL発光や光量を数分の一にしたりして試しましたが不具合は起きませんでした。
5-2. 外部電源ユニット
TT685-Nは外部電源が使えますが、コネクターはCanon仕様です。
CanonのCP-E4または互換品が使えると思い、YN560-IIIで使っていたAptureのAP-EBCを接続したところE3のエラー表示が出る。
Pic. 1-8
Pic. 1-9
これは、高圧電源の電圧が高いというエラーでAP-EBCの出力電圧を測定するとピークで365Vを示す。
Canonの規格値は推定330Vで3個所有するAP-EBCの365Vは電圧高め。
発光はするが内部のIGBTなどのパワーディバイスやメインコンデンサーにダメージを与える可能性があるので即座に使用を中止した。
CP-E4互換品で問題無く使用している人も居るので、AP-EBCの電圧が高過ぎるのか、TT685-Nの異常検出がシビアなのか、あるいは個体差なのか切り分けできないので安全を見てAP-EBCを使わないことにした。
5-3. まとめ
オンカメラ、オフカメラ(2.4G無線)、ノーマルシンクロ、ハイスピードシンクロ、TTLと試してみたが特に問題は無さそうなので、次の機会に実戦投入してみます。
5-4. Godox が操作説明の動画をYouTube公開しています(2016年4月28日追記)
Canon用ですが基本的には同じです(E-TTLとi-TTLの違い)。
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