(続)DELL Precision T7500でシステムを再構築

2015年10月08日 投稿

DELL Precision T7500でシステムを再構築から約2週間後、SATAカード玄人志向のSATA312-PCIe (Marvell 88SE9128)をLSI Logic SAS 9212-4i4e (HBA)に入換えました。

理由は、
●東芝のSSD THNSNJ256GCSU(256GB)のスペック速度まで到達しない。
SATA312-PCIeがPCIe 1レーン接続なので予め分かっていたことだが精神衛生上良くない。
●コンシュマーレベルのカードなので、どうしても長期信頼性などに不安がある。

そこで、
●RAIDは不要でSATA3(6Gigabits/s)の帯域を充分に出せる1ポートのHSB(Host Bus Adapter)機能だけのカードを探す。
●結果的には要求を満たすカードはサーバー用RAIDカードをIT-mode(HBA)かDirect-attachedかで使うしかなさそう。
●サーバー用でメジャーなメーカLSI Logic
(現在の社名はAvago Technologies、自社ブランドと共に、HP・IBM・NEC・DELL・富士通などにOEM供給している)の製品から選択。
今使っているDELL PERC 6/i AdapterもLSIのOEM品と思われる。

参考情報⇒半導体業界の巨額買収、AvagoがLSIを66億ドルで取得

●LSIの多くのRAIDカードはFirmwareを書き換えることによりIT-mode(non-RAID)かIR-mode(RAID)になる。
又、これらのデータを公開しておりユーザーが書き換え可能。

●メーカサイトから抜粋
IT (Initiator-target) = non RAID … HBA用
つまりJBOD(Just a Bunch Of Disks)であり、RAID機能を持たないHBAとしての利用を目的としたファームウェア。
ITファームウェアはHBAの接続性とパフォーマンスを最大化したもの。

IR (Integrated RAID) = RAID … RAIDコントローラ用
ハードウェアRAIDコントローラとしての利用向けのファームウェア。

●選んだのはSAS 9212-4i4eというカード。

内部ポート:SATA(6Gigabits/s) 4ポート
外部ポート:SAS(6Gbigabts/s) 4ポート mini-SAS SFF8088
最大接続可能台数:SASとSATA合計で256台
PCIホスト接続:PCI Express (Gen.2.0) 8レーン接続 (5Gigabits/s x 8 = 40Gigabits/s)
動作モード:IT(Initiator-target) で使用

PCIeの8レーン接続なので充分な帯域があり速度向上が見込める。
これをT7500の空きスロットのPCIe(Gne.2.0)16レーンに挿した(SATA312-PCIeは取り外した)。
しかしサーバー用のパーツは高価、このカードでも新品だと諭吉さんが3~4枚飛んで行く。
もちろん、そんな価格では買えないので程度の良いused品を格安で購入。
●used品を購入する場合はFirmwareがITなのかIRなのか分からないケースが殆どであり、またOEM品で同型番であってもメーカー向けにFirmwareをカスタマイズしている可能性があるので、自力でFirmwareを書き換えることを前提にしておいた方がよいです。
又、コネクターの構成が数種類あるので要注意。

Amazonで新品を売ってました・・しかし、諭吉さんが4人と野口さんが4人とは結構なお値段です!
しかも。送料別かいな!?

20151008-1-1

●さて、インストールした結果は?

POST(Power On Self Test)後にこのLSI 9212-4i4eとRAID PERC 6/iのBIOSに移る。
LSI 9212-4i4e のBIOS画面でIT-modeなのが分かる。
ディバイスマネージャでは記憶域コントローラとして扱われ、LSI Adapter, SAS2 2008 Falcon-StorPortとなる。

20151008-1-2

●左側が以前のSATA312-PCIe接続時、右側が今回入換えたLSI SAS 9212-4i4e接続時のパフォーマンス
SSDの仕様 530MB/s(シーケンシャル読出) 490MB/s(シーケンシャル書込)まで、 大幅に転送速度が向上し満足な結果となった。
実際にT7500を使用していてもサクサク感が増したような感じです・・(プラシーボ効果??)

20151008-1-3※ 2015/10/11 追記

編集データの仮置場用に、既にインストール済みの東芝のSSD THNSNJ256GCSU(256GB)と同じシリーズのSSD THNSNJ128GCSU(128GB)を追加したので、このSSDのベンチ結果を追加。
THNSNJ256GCSU(256GB)とほぼ同等の結果であった。

20151008-1-4

 

しばらくは、この状態で落ち着いてると思いますが・・そのうち、何か手を付けるかもです(笑)

2 comments for “(続)DELL Precision T7500でシステムを再構築

  1. 2015-10-11 at 12:10

    こんにちは。
    新しいマシンを組むと十分な体感速度でもSPEC的に気になりだすと手を入れちゃうんですよね~(^^)
    それにしてもAvagoのRAIDカードとは正に業務用ですね・・・グラボと見紛うような立派なヒートシンクにびっくりです!
    自分のIntel520がどれだけ出てるのかなと思って久しぶりに計測してしみたら、Readは15%程度の差で収まっているものの、Writeは3倍以上の差がありました!
    こりゃもういじる必要性は全く無いでしょう!(^^)!

    • 2015-10-11 at 20:55

      Kazuさん

      そうなんです!、気になりだすと止まらないです~(笑)
      このカードはRAIDも組めますが、RAIDはオマケのレベルなのでHBA(Host Bus Adapter、non-RAID)用として使った方が、パフォーマンスが良いと思います。
      理由→RAIDを組むなら、既にインストールしてRAID 5で使っているDELL PERC 6/i Adapter with Backup battery(LSI Logic 1078)
      のようなキャッシュとバッテリーバックアップが必須です。
      キャッシュ無しのRAIDは書込みでパフォーマンスが悪くなりますので。

      確かにローエンドのグラボ並のヒートシンクが付いていて実装パーツも沢山、これがSAS/SATAのI/Fカードかよ?って感じです。
      消費電力が9W程度、使っているHDDのSeagate ST1000DM003が平均6WでHDDの1台分より電気を食う(笑)
      最新機種ではありませんが、今回の用途には十分です。
      インストールしたLSI SAS 9212-4i4eはnon-RAIDとして使用するために、FirmwareをITに書換えてます。

      『こりゃもういじる必要性は全く無いでしょう』だったのですが・・・
      テスト用に使っていた128GBのSSDを現像データ(RAW、JPEG)の仮置場用に取り付けました。
      数回分の撮影データなら128GBでも足りると思います。
      現像・編集中のデータはここに入れて、全て完了後にHDD(WS内部のRAID5と、外付のRAID1)に保存します。
      OS、アプリ、キャッシュ、データの全てがSSD上で動くので、凄く快適です。

      多分、これで『いじる』のは終わりそうです・・多分!(笑)

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