DELL Precision T7500でシステムを再構築 Part-1

2015年09月18日 投稿

今までRAW画像現像や編集にDELL WorkStation Precision T3400(改)をメイン機として使ってきたのだが、約1年間使ってみてNikon Captuer NX2でコントロールポイントを多用したり、Nik Color Efex Proで多くのフィルターを使った場合は少しモッサリとしたレスポンスになる。
Lightroom 5.7でGoogle Nik Collectionのフィルターを多用した場合もモッサリ感が・・・
普通にRAW現像しているにはストレスないし我慢できないほどではないが、サクサクと動く環境を構築することにした。

あれこれ考えて大好物のWorkStationを改造することに決めてHPも視野に入れたが結局はメンテ等の情報が多いDELLの機種から選択。
現行モデルのハイエンドクラスが欲しいが、新品は諭吉さんがウン十枚も必要なので、旧モデルをオークションでポチる。
Xeon 1基のはオークションに時々出るが、2基でスペックの良いのは少なく競り合いも多いが何とか落札した。
DELLのWorkstation Precision T7500 のXeon X5680 (3.33GHz、TurboBoost時は3.6GHz)を2基、ECCメモリ24GB搭載というバリバリの法人向けのモデル。
Xeon X5680が2基なので、12コア、24スレッドのマシン。
このクラスは大量のレンダリング、シミュレーション等の技術計算、デザイン、ラボ、ゲームの開発等の企業ユーザー向けがメイン。

これにSSD(256GB)、HDD(1TB)を3台とPERC 6/i AdapterでRAID5を構成、グラボをワットパフォーマンスの良いGeForce GTX 750にし、SATA3 I/F、USB 3.0 I/F、カードリーダーを入替や追加して以下の構成となった。

(1) DELL Precision T7500 Configuration

OS: Windows 7 Professional SP1 (64bit)
CPU: Intel Xeon X5680 3.33GHz, Dual Processor (12core, 24thread)
Memory: 24GB ECC Registered DIMM (DDR3-1333, 4GB x 6,Triple Channel)
SSD:Toshiba 256GB THNSNJ256GCSU (OS, Application, Boot drive)
HDD: Seagate ST1000DM003 1TB x 3 (RAID5, Data drive)
SAS/SATA RAID Card: DELL PERC 6/i Adapter with Backup battery
GB: ELSA nVIDIA GeForce GTX 750
SATA3 I/F Card: Kuroutoshikou SATA312-PCIe (Marvell 88SE9128)

後日、LSI Logic SAS 9212-4i4e に入換え ((続)DELL Precision T7500でシステムを再構築 )

 USB 3.0 I/F Card: PLANEX PL-US3IF04PE (TI TUSB7340)
PS:1100W 85PLUS PFC Power supply
Multi Card reader/writer: TEAC USB Card reader/writer
Optical Drive: Blu-ray, Pioneer BDR-208
Optical Drive: DVD Multi, Sony Optiarc AD-7280S
Onboard I/F: Broadcom 5761 Gigabit Ethernet, Integrated LSI 1068e SAS/SATA 3.0GB/s(SAS/SATA RAID),
ADI 1984a and AC97 Audio,IEEE 1394a x 2, USB 2.0 x 10, PS/2 x 2, RS232C, eSATA, Printer, FDD

(2) Precision T7500とPrecision T3400の大きさを比較
左が今回のPrecision T7500、右が今迄使っていたPrecision T3400
T3400もディスクトップなのでそこそこ大きかったが、T7500はフルタワーなのでデカいし重い。
20150918-1-1
(3) Precision T7500の内部
左上が光学ドライブ2台とカードリーダー、右上が1100Wの電源でその直下がHDD3台とSSD1台、
中央の右側がPCIカードのスロット、左下のPrecisionと記された黒いカバーの内側に1基目のCPU Xeon X5680とメモリー12GB、
右下の小型のシロッコファンの下にメモリー12GBとその内側に2基目のCPU Xeon X5680が配置されている。

長時間連続して使うことが多いマシンなので冷却のエアーフローもしっかりと組まれており、黒いカバーの左に1基目のCPUとメモリー冷却用の吸気ファン、ダクトを経由して2基目のCPUを冷却、右のメモリーの上に小型のシロッコファン、その右に排気ファン、中央のPCIスロット冷却用に左側に吸気ファン、電源下のHDDケージの中央に冷却ファン(写真では見えない)、更にマザーボードのチップ冷却ファン(やはり写真では見えない)、またメモリーはヒートシンク付となっている。
各々のファンは温度によって回転数制御されており、通常の負荷ではファンが多い割には少し音を感じる程度。
昔使っていたXeon 2基搭載のPrecision 470は結構うるさかったし排熱が凄かった。 20150918-1-2
(4) SSD化とSATA3 I/F
SSDがSATA3対応だがT7500のマザーはSATA2(3Gb/s)なので、SSD本来の転送レートを活かそうとSATA3(6Gb/s)とUSB3.0両方のポートがありboot 可能なAREA SD-PE4U3SA3-2E2ILを購入。
しかし、RAID I/FのPERC 6/i Adapter を外し、T7500にオンボードであるRAID(LSI SAS 1068E)を無効にしてもT7500のBIOSでSSDを認識しない。
POSTのメッセージを見ていると、そもそもこのSD-PE4U3SA3-2E2ILのBIOSレベルでSSDを認識していない。
PCIeのスロットを変えてみたりT7500のBIOS設定を変えてみてもダメ。
SD-PE4U3SA3-2E2ILとオンボードSAS/SATA RAIDが競合しているか両方のBIOSの問題なのか、あるいはチップセットとの兼ね合いかSSDがboot driveとして使えない。
SSDをSD-PE4U3SA3-2E2ILに接続してOSをクリーンインストールしようとするとSSDの表示は出るものの、SSDにインストールできないし、ドライバーを追加しようとしてもハネられる。
但し、OSをインストール済みのSSDをオンボードのSATA2に接続してbootしOSが立ち上った後であればSATA3として機能しSSDも認識する。
結果的にはT7500とは相性悪いと判断しボツにした。

※2015/9/27追記
SD-PE4U3SA3-2E2ILのfirmwareを3.70にupdateしても状況は同じであった。

さて、どうしたものかと・・
一般的なSATA3 I/FカードのチップはAsmediaかMarvellが大半なの、AsmediaがダメならMarvellを使ったカードを探す。
玄人志向のSATA312-PCIeというMarvell 88SE9128を使ったカードを購入。
このカード、PCIeの1レーン接続なのでSATA3側は6Gb/sでリンクしてもPCIe (Gen.2)側は理論値で5Gb/sとなりSATA3の速度は出ない見込みだが、他のMarvell(88SE9230)を使ったカード(2レーン接続)がユーザー評価で相性問題がチラホラ出ているし、安定優先でこれをチョイス。
Marvell 88SE9128なのでRAID機能(0と1)もあるので競合も懸念したが・・・結果はあっさりとSSDからbootして拍子抜け(非RAID構成)。
Marvell のサイトのドライバーは何故か古いドライバーしか公開していなので、Station Drivers より Ver.1.2.0.1045と1047をDLして入れて比較しほとんど差が無かったが、新しいVersionの1.2.0.1047で稼働中だが現在のところトラブル無し(2015/9/21 追記)。

後日、LSI Logic SAS 9212-4i4e に入換え ((続)DELL Precision T7500でシステムを再構築 )

ベンチマークの結果
Version 1.2.0.45
20150918-1-3
Version 1.2.0.47
PCIe (Gen.2)の1レーン接続なのでSATA3フルの速度は出ないがSATA2よりは速いので、これで運用することに。
20150918-1-3a

因みにこのカードはホットスワップに対応しているのでOSの入ったSSDは意図的に外せないように設定していた方が安全。
(このカードを[ハードウェアの安全な取り外し通知領域アイコン]で取り外しできないようにする)
・・・現実的にはOSが入っているので常に使用中となり、アイコンをクリックしても取り外し出来ないと思うが、万が一を考えて。
また、キャシュを有効にしても殆ど変化ないので安定稼動優先で無効とした。
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後日、Precision T7500で使えなかったSD-PE4U3SA3-2E2ILをPrecisionT3400で試したら、こちらもあっさりとbootし、やっぱり相性か?

※ 2015/9/27追記
SATA312-PCIeに使われているチップMarvell 88SE9128は高負荷時の温度上昇によりエラーが出る可能性があるとのネット情報。
そういえば同じMarvell 88SE9128を使った他社製品にはヒートシンクが付いているのがある。
T7500はPCIスロット空冷状態が良さそうだが、念の為に小さなヒートシンクを熱伝導性両面テープで貼り付けておいた。

ヒートシンク取り付け前
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ヒートシンク取り付け後(右側中央、銅色の物)
取りつけた後に触ってみるとほんのりと暖かいので、それなりの効果はあると思われる。
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・・・DELL Precision T7500でシステムを再構築 Part-2に続く

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